りんごさんの体験談
りんごさん
これは私が小学校5年生の時の体験です。
とても恐ろしい体験だったので、鮮明に覚えています。
その日はよく晴れた日で、私がその感覚にさらされたのは月曜の夜7時ごろでした。
両親は2人共出かけていて留守でした。
2人の弟は隣の部屋でテレビを見ていて、私は自分の部屋で国語の勉強をしていました。
その時です。今までにそんなことなど一度も考えたことがなかったのに、
・・・死にたい」 そう思いました。
そしてその次の瞬間の私の行動は、何かに取り付かれたかのようにベランダへと歩いていて、その柵を越えようとしていました。飛び降りようとしているのです。
そのころ、私が住んでいたのは団地だったので、飛び降りて打ち所が悪ければ死んでしまいます。
まだ幼稚園児の弟2人が「やめてーっ!!!」と私の裾をひっぱりました。
死ななくちゃいけないの・・死ななくちゃ・・
頭では駄目だとわかっているのに、変なことを口走り、体が言うことをききません。
何とか弟に食い止められ、私は居間に連れ戻されました。
体がガタガタ震え、怖くて怖くてたまりません。
その後もずーっと「死ななくちゃ・・」という衝動にかられる度、弟に押さえつけられ、私は震えっぱなしでした。
何時間かして両親が帰ってきて、言おうか言うまいか迷ったあげく、私は正直にその話を母親に話しました。
あまり信じてもらえず、「疲れてるんでしょ、きっと。寝てしまえば直るから。」と言って布団に入らされました。
深い眠りにつくことができず、ようやくうとうとし始めた朝方の4時ごろ、電話が鳴りました。
「なぁ・・そっちにうちのお父ちゃん行ってないだろか」
それは親戚のおばちゃんからの電話でした。
「いいや、来てないよ」
そういって私の母は電話を切りました。
そして2回目の電話が鳴ったのは確か朝の6時だったように思います。
「お父ちゃん見つかったわぁ・・」
「どこで?どこにいたの?」
「あんたの実家の馬小屋にいた・・」
「何でまたそんなところに・・?」
「死んどった・・」
「え?」
「首吊って死んどった・・」
確かそんな会話が受け取りされていたような記憶があります。
電話を切った後に母に話を聞くと、どうやらおじさんが首を吊ったのは月曜の午後7時ごろだったそうです。
私はぞっとしました。
「そうか・・あの時の感覚はきっと・・・」
今でも信じられません。本当におじさんが私にそんな感覚をもたらしたのか・・。
私の不思議な体験です。

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